2024年05月17日
G36Cライトプロを弄る その4 電装・実戦編
※この記事は過去に書かれた下書きを元にして再構成しているので情報が古かったり時系列が飛んだりしています。

スイッチ裏の盛大な花火大会が頭から離れない今日この頃如何お過ごしでしょうか。
SBD組んでいても接点ではなく端子間で飛んでしまうのは9V化しているせいかもしれないし仕様なのかもしれない。
スイッチに流れる電流を極僅かにしてしまう為にFET回路を組み込むことにする。
回路はwebで検索すると色々出てくる。単純な奴だとMOSFET(電界効果トランジスタ)と抵抗二つってのがあるけど、あれはヤバい、手抜き過ぎる。長く使えるカスタムを目指してSBDやダイオード、コンデンサも使った某キットボーイさんの回路を参考にアレンジして組んでみる。


電線、基板、コンデンサやダイオードは手持ちのものを使い、某パーツセンターで抵抗、超小型ヒートシンク(中古)を、NチャネルMOSFET(東芝TK30A06N1)は某ホームセンターに売っていたものを入手。webではIR社の石への信仰が厚いが、明らかにオーバースペックだし通販で買うと送料のほうが高くつくんでこれで試してみることにした。SBDは既にモーターに直結しているのでそのまま流用とする。

車用のミニブレードヒューズも入れる。ライトプロにヒューズなど付いていなかったのだ。単三電池×5本じゃたかが知れてるから?まぁコストダウンでしょう。

電子部品は熱に弱いのでなるべく手早くはんだ付けをして回路を組み、手持ちのシリコンコードで配線の長さを合わせ、メンテナンスしやすいようにコネクターも付け、取り敢えずメカボと回路と電源を組んで通電。シュタタタっと元気に動きました。もちろんスイッチ裏の花火大会はもうありません。
レスポンスに関しては、良くなったのかな?気のせいレベルでしょう。
全てガワに組んで試射、問題なし。うちの弾速計は調子が悪くてサイクルが計れないんですよね(その後弾速計を新調して計測すると単三×6本で13発/秒前後、小型リポ7.4V450mAhで15発/秒ほど出ていた)。

その後小型のリポバッテリー(7.4v450mAh80C)を入手したのでコネクターを付けてみた。内部で繋ぎ変えることで単三電池での運用にも切り替えられるようにした。バッテリーの小型化で軽量化にもなり、前述の通り発射サイクルもかなり向上した。フルオートで撃つとゼンマイをまくのが大変。
後日、フィールドで試射。スタタンと快調なのは気持ちいい。
前回のカスタムのお陰か集弾性も明らかに向上している。フルオートでも離れた的に連続してカカカカンっと当たるのはほんと最高。
上限0.135Jと18歳未満のパワーなので初速は落ちるけど0.15gのバイオ弾がいい感じに扱いやすいです。供給がちと不安定なので結局0.2gバイオ弾ばかり使ってます。
銃本体も軽いので10歳以上戦(俗に言う10禁)のゲームではこればかり使ってます。
十代の若い子たちの体力と勘の良さは刺激になるし何よりも痛くないのでローパワー戦もなかなかに楽しいのだ。
よく行くフィールドのDRAGOONでは10歳以上戦と18歳以上戦を交互にやるのでローパワーの戦いにも結構大人の参戦が多いです。
中にはこっちをメインにしてる人もちらほらと…。
カスタム完了から3年ほど経ちましたが快調に動いてます。初速は落ちてるけどね!

スイッチ裏の盛大な花火大会が頭から離れない今日この頃如何お過ごしでしょうか。
SBD組んでいても接点ではなく端子間で飛んでしまうのは9V化しているせいかもしれないし仕様なのかもしれない。
スイッチに流れる電流を極僅かにしてしまう為にFET回路を組み込むことにする。
回路はwebで検索すると色々出てくる。単純な奴だとMOSFET(電界効果トランジスタ)と抵抗二つってのがあるけど、あれはヤバい、手抜き過ぎる。長く使えるカスタムを目指してSBDやダイオード、コンデンサも使った某キットボーイさんの回路を参考にアレンジして組んでみる。


電線、基板、コンデンサやダイオードは手持ちのものを使い、某パーツセンターで抵抗、超小型ヒートシンク(中古)を、NチャネルMOSFET(東芝TK30A06N1)は某ホームセンターに売っていたものを入手。webではIR社の石への信仰が厚いが、明らかにオーバースペックだし通販で買うと送料のほうが高くつくんでこれで試してみることにした。SBDは既にモーターに直結しているのでそのまま流用とする。

車用のミニブレードヒューズも入れる。ライトプロにヒューズなど付いていなかったのだ。単三電池×5本じゃたかが知れてるから?まぁコストダウンでしょう。

電子部品は熱に弱いのでなるべく手早くはんだ付けをして回路を組み、手持ちのシリコンコードで配線の長さを合わせ、メンテナンスしやすいようにコネクターも付け、取り敢えずメカボと回路と電源を組んで通電。シュタタタっと元気に動きました。もちろんスイッチ裏の花火大会はもうありません。
レスポンスに関しては、良くなったのかな?気のせいレベルでしょう。
全てガワに組んで試射、問題なし。うちの弾速計は調子が悪くてサイクルが計れないんですよね(その後弾速計を新調して計測すると単三×6本で13発/秒前後、小型リポ7.4V450mAhで15発/秒ほど出ていた)。

その後小型のリポバッテリー(7.4v450mAh80C)を入手したのでコネクターを付けてみた。内部で繋ぎ変えることで単三電池での運用にも切り替えられるようにした。バッテリーの小型化で軽量化にもなり、前述の通り発射サイクルもかなり向上した。フルオートで撃つとゼンマイをまくのが大変。
後日、フィールドで試射。スタタンと快調なのは気持ちいい。
前回のカスタムのお陰か集弾性も明らかに向上している。フルオートでも離れた的に連続してカカカカンっと当たるのはほんと最高。
上限0.135Jと18歳未満のパワーなので初速は落ちるけど0.15gのバイオ弾がいい感じに扱いやすいです。供給がちと不安定なので結局0.2gバイオ弾ばかり使ってます。
銃本体も軽いので10歳以上戦(俗に言う10禁)のゲームではこればかり使ってます。
十代の若い子たちの体力と勘の良さは刺激になるし何よりも痛くないのでローパワー戦もなかなかに楽しいのだ。
よく行くフィールドのDRAGOONでは10歳以上戦と18歳以上戦を交互にやるのでローパワーの戦いにも結構大人の参戦が多いです。
中にはこっちをメインにしてる人もちらほらと…。
カスタム完了から3年ほど経ちましたが快調に動いてます。初速は落ちてるけどね!
2024年05月15日
G36Cライトプロを弄る その3 メカボ・チャンバー編
※この記事は過去に書かれた下書きを元にして再構成しているので情報が古かったり時系列が飛んだりしています。

ちょっと別件のエアソフトガンカスタムに行き詰った今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
しばらく間を置けば新しい閃きがあるかもしれないと思い、部屋の片隅に鎮座していたG36Cライトプロを手に取ったのが今回のはじまり。
試射してみると0.12gで初速37m/sしか出ない。放置していたからどこか劣化したのか?と思って自分のブログを見返してみたら、購入当初からそうだったようだ。なんてこったい。
原因は気密漏れかとメカボックスをばらしてピストンリングのグリスアップを試す。
・固めのグリスだと気密が良すぎてピストンの前進スピードが遅くなり、更なる初速低下
・柔らかめのグリスだと結構スカスカで初速変わらず
ともかくスプリングが弱すぎるらしい。バネ鳴りの原因もこれか。ピストン内に切り出した2mm厚ポリカ板を4枚重ね、ピストンリングも新しいもの(TOTO補修部品…型番TPA-6010 内径17mm 線径2.5mmのOリング)に換えて柔らかめのグリスを塗って45m/s位に落ち着く。

メカボックス内には安物スライドスイッチが組み込まれているのだが、オンオフで裏側に物凄い火花が飛ぶのにびっくり。そして周辺のトリガーとリンクさせているパーツ周りには妙にねばねばした水飴のようなもの(グリスとは思えない!)が塗られている。検索でいくつかヒットしたので組み立てのおばちゃんの手違いじゃなくてデフォなんだろう。
ライトプロのトリガーの戻りが妙にぬるっとしている理由はこれだ。タペットプレートが折れやすいのも水飴のせい?もちろん綺麗に拭き取ってタミヤのセラグリスを塗布した。
ところでうちの子って、着弾が散りまくりである、特にフルオート時。0.12g使うから仕方ないのか?いや、何とか出来るはず。
要はホップの掛かり方が一定でないためではないかと推察し、ノズルを延長してチャンバー内でのBB弾の保持位置を一定にしてみたい。とは言えガチガチに詰めても高速で前後してるのでかえって逆効果になるかもしれない等と諸説あり。
多少ルーズに行きましょう。
まずはインナーバレルにBB弾を接着した長い棒を差し入れて、ホップパッキンの出っ張りとノズル先端とのBB弾の遊びをみてみると5mm以上あるようだ。ほぼBB弾一個ぶんと思えばガタが大きすぎる。そりゃ躓きホップになるわな。
ここでスタンダードや次世代等のメカボックスであればノズルを長めの社外品等に交換となる。しかしながらライトプロの場合はシリンダーと一体成型になっている。それも接着不可と名高いポリアセタール(POM)製。

ここで無い頭を捻る。もちろん色々と検索もしてみるのだが、ライトプロのカスタム記事ってあまりないのよね。
とりあえずチャンバー後端を削れば1mmほどパッキンとノズル先端を近づける事が出来そうなので、チャンバーをさくさくと削って終了。削り過ぎには注意が必要だが、いざとなったらプラリペアで再生が容易なABS製なので気が楽。
マガジンとの給弾位置が後退して給弾不良に陥ったので、給弾部前部をちょこっとラウンド加工した(画像は無い)。
だが、まだBB弾とホップパッキンとの遊びは大きい。

接着しないでノズルを延長させるには…シリンダーとメカボックスが接触する前面を削れば相対的にノズルが前進するのではなかろうかと閃く。スタンダード電動ガンのメカボで言う所の、タペットプレート前面を薄くするのと同様な加工になる。ここで伝家の宝刀、フライス盤の登場である。

強度との兼ね合いもあるので端部で0.5mmほど、実際はノズルに向かって盛り上がった成型になっているので実質0.9mmほどノズルが前進することに。チャンバーとの加工も合わせると2mmほど稼げたと思う。

ノズル先端の段付き加工も1mmほど延長して綺麗にパッキンに嵌るようになった。この段階でBB弾の遊びは2mm以下に減少した(ちょっと計算が合わないような気もするが)。
室内での試射では初速も結構安定した。しかし長距離で撃ってみないと何とも言えん。
G36Cライトプロのメカボとモナカ本体を組み立てる時のポイント、それはセレクターは必ず「フル」にしておくこと。
これで一先ずお仕舞い。
続く

ちょっと別件のエアソフトガンカスタムに行き詰った今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
しばらく間を置けば新しい閃きがあるかもしれないと思い、部屋の片隅に鎮座していたG36Cライトプロを手に取ったのが今回のはじまり。
試射してみると0.12gで初速37m/sしか出ない。放置していたからどこか劣化したのか?と思って自分のブログを見返してみたら、購入当初からそうだったようだ。なんてこったい。
原因は気密漏れかとメカボックスをばらしてピストンリングのグリスアップを試す。
・固めのグリスだと気密が良すぎてピストンの前進スピードが遅くなり、更なる初速低下
・柔らかめのグリスだと結構スカスカで初速変わらず
ともかくスプリングが弱すぎるらしい。バネ鳴りの原因もこれか。ピストン内に切り出した2mm厚ポリカ板を4枚重ね、ピストンリングも新しいもの(TOTO補修部品…型番TPA-6010 内径17mm 線径2.5mmのOリング)に換えて柔らかめのグリスを塗って45m/s位に落ち着く。

メカボックス内には安物スライドスイッチが組み込まれているのだが、オンオフで裏側に物凄い火花が飛ぶのにびっくり。そして周辺のトリガーとリンクさせているパーツ周りには妙にねばねばした水飴のようなもの(グリスとは思えない!)が塗られている。検索でいくつかヒットしたので組み立てのおばちゃんの手違いじゃなくてデフォなんだろう。
ライトプロのトリガーの戻りが妙にぬるっとしている理由はこれだ。タペットプレートが折れやすいのも水飴のせい?もちろん綺麗に拭き取ってタミヤのセラグリスを塗布した。
ところでうちの子って、着弾が散りまくりである、特にフルオート時。0.12g使うから仕方ないのか?いや、何とか出来るはず。
要はホップの掛かり方が一定でないためではないかと推察し、ノズルを延長してチャンバー内でのBB弾の保持位置を一定にしてみたい。とは言えガチガチに詰めても高速で前後してるのでかえって逆効果になるかもしれない等と諸説あり。
多少ルーズに行きましょう。
まずはインナーバレルにBB弾を接着した長い棒を差し入れて、ホップパッキンの出っ張りとノズル先端とのBB弾の遊びをみてみると5mm以上あるようだ。ほぼBB弾一個ぶんと思えばガタが大きすぎる。そりゃ躓きホップになるわな。
ここでスタンダードや次世代等のメカボックスであればノズルを長めの社外品等に交換となる。しかしながらライトプロの場合はシリンダーと一体成型になっている。それも接着不可と名高いポリアセタール(POM)製。

ここで無い頭を捻る。もちろん色々と検索もしてみるのだが、ライトプロのカスタム記事ってあまりないのよね。
とりあえずチャンバー後端を削れば1mmほどパッキンとノズル先端を近づける事が出来そうなので、チャンバーをさくさくと削って終了。削り過ぎには注意が必要だが、いざとなったらプラリペアで再生が容易なABS製なので気が楽。
マガジンとの給弾位置が後退して給弾不良に陥ったので、給弾部前部をちょこっとラウンド加工した(画像は無い)。
だが、まだBB弾とホップパッキンとの遊びは大きい。

接着しないでノズルを延長させるには…シリンダーとメカボックスが接触する前面を削れば相対的にノズルが前進するのではなかろうかと閃く。スタンダード電動ガンのメカボで言う所の、タペットプレート前面を薄くするのと同様な加工になる。ここで伝家の宝刀、フライス盤の登場である。

強度との兼ね合いもあるので端部で0.5mmほど、実際はノズルに向かって盛り上がった成型になっているので実質0.9mmほどノズルが前進することに。チャンバーとの加工も合わせると2mmほど稼げたと思う。

ノズル先端の段付き加工も1mmほど延長して綺麗にパッキンに嵌るようになった。この段階でBB弾の遊びは2mm以下に減少した(ちょっと計算が合わないような気もするが)。
室内での試射では初速も結構安定した。しかし長距離で撃ってみないと何とも言えん。
G36Cライトプロのメカボとモナカ本体を組み立てる時のポイント、それはセレクターは必ず「フル」にしておくこと。
これで一先ずお仕舞い。
続く
2024年05月13日
USPをカスタムする その5、やはりトリガープルが重いのと初速低下への対策

エアコキUSP(18禁モデル)最大の欠点、それはトリガープルの劣悪さ。
解決策としてアルミ削り出しトリガーを組み込んでみたものの、まだ合格点は出ない。
そこで、シアーも金属で作ってしまおうと言うのが今回のお話。ついでに遅い初速の向上も目指す。果たして効果のほどは…?
尚、今回のカスタムは時系列を端折ってまとめていますので悪しからず。


1stシアーをA5052アルミから削り出してトリガープルを若干改善(2ndシアーとの接触面を薄くするとキレが良くなるがやり過ぎると暴発する)

これは蛇足ながらトリガーバーもA6063アルミ板から削り出しで作成

2ndシアーもA5052アルミから削り出しで作成しコッキング位置をわずかに後退させてピストンストロークを稼ぐ(トリガープルとコッキングは重くなる)

POM製ピストンを肉抜きして軽量化し(5.0g→4.3g)ピストン前進速度を稼ぐことで初速の向上が見込める
ついでにピストンカップは新品に交換し薄くシリコンオイルで潤滑(ちなみに東京マルイのエアコキのピストンカップはショップ経由若しくは直接購入できます!)
さて結果は…0.2gで60m/s前後しか出ていなかったのが64m/s前後に落ち着いた。
肝心のトリガープルは重いままだが若干のキレの良さを獲得したに留まった。オリジナルのぐにゃっとした感触よりはずっとずっとマシです。
客観的に見ればこれだけやっても大した成果は得られていないかもしれないが、カスタムは自己満足のためにやっているのでこれでいいのだ。
外観のカスタムは苦手で、むしろどノーマルのままが好み。量産型ザクが好きなタイプ。
強いて言えば、前後サイトにホワイトドットを入れてから夜光塗料(ルミノーバ)を塗ったりセーフティをアンビに改造していたりアウターバレル前部に11mm×1.0雌ねじを転造したりGG&Gのアンダーマウントアダプター(実パ)を装着してウエポンライト(INFORCE APLcこれも本物)を装着しているくらいです。あとスライドを黒く塗ってますね(現在は剥がしました)



フロントにセレーションを入れるとコッキングしやすくなるかもと思いつつ早幾年…。