2018年12月29日
エアコキG45補足

先日一応の完成を見たGLOCK45、早速ゲームにも投入。トリガープルに慣れさえすれば素直な弾道で使い易い。流石はマルイのエアコキ。末永く続いて欲しいシリーズだ。
実射性能が第一とは言え、やはりスライドの繋ぎ目が気になるので修正してみた。

瓶入りの黒サーフェイサーを筆で重ね塗り。乾燥させた後、当て木した耐水ペーパーで水研ぎ。
なかなか加減が難しくて削りすぎてしまい、もう一度やり直す羽目に。
手彫り刻印も追い彫りしてから全体を塗装。



ぱっと見では分からないくらいには誤魔化せたと思う。まだまだ修行が足りんな。
2018年12月14日
エアコキG45計画の巻、その4(完)

非常にゆっくりと進む今計画。既に40日以上経過した。
最終段階一歩手前、スライドへの刻印。ショップに出せば金と暇がかかる。どうせ暇がかかるのならばここはひとつ挑戦してみたくなるもの。ミリブロ等でも先人たちが手彫りでなんとかやっているし。
強い味方となる実体顕微鏡は二年前に某工具通販サイトで入手済み。無刻印であるKJ G19のスライドの為に購入したのだが使わず仕舞いで、やっと日の目を見ることになったわけだ。

実銃画像とwebの情報を参考に新しくフォントを導入したりロゴのデータを拾ってきたりして某写真屋ソフトで刻印データのようなものを作成。うちの安物プリンターで大きさを合わせてプリントした物をテープで貼り付ける。

実体顕微鏡で覗きながら文字を針先でツンツンと。
そして紙をはがして点と点を繋いで行くんだが、力加減が難しい。右手が攣りそう。
瞬間接着剤で埋めたところが剥がれたりして…そこはまた埋めなおして彫る。気の長い作業。

まぁ初めてにしてはこんなもんかなと言ったところで妥協する。直線とか結構ゆがんでるけど既に直す気力は無い。
遂に来ました、最終段階の塗装工程。
何故これが最大の難関かと言うと、塗装は殆どやったことがないからだ。
ところで、レールやサムレストを作成した折にペーパー掛けしたフレームはシボ加工が無くなっているのでこれをどう再現するか非常に悩んだ。LAGOONでサバゲーマー諸氏に相談して色々ヒントを貰う。エアガン、塗装、シボとか色々キーワードを変えて検索しているとストーン調スプレーに行き当たった。


各パーツは黒色サーフェイサーを吹き細部をチェックしてマスキングして本塗装。金属にあたる部分はファインスプレーブラッセン、プラ部分はブラックパーカーで。

ストーン調スプレーは吹きすぎた感もあるが、乾燥後にスポンジやすりでゴシゴシして粒状感を和らげる。そして上からブラックパーカーを。周りでも評判いいので買ってみたが高いのよね。そして無くなるの早くないか?

充分乾燥させる。
とにかく時間が掛かるが焦りは禁物。
お決まりの前後サイトへのルミノーバ塗布(蓄光サイト化)も済ませて、ようやく完成。
それでは行ってみよう。

塗料と仕上げの違いでスライドとフレームの質感がいい感じに

塗装したらスライドの繋ぎ目が…。刻印はまぁこんなもんでしょう

Gen5の特徴である左右に拡張されたマグウェル。G45はグリップ前方下部がえぐられていない

残念ながら特徴的なグリップのドットパターンの再現は諦めた。取替え式のグリップ後部もナシ

自前で作ったレール。各種ウェポンライトもばっちり

右側にもスライドストップ。ダミーですが

エジェクションポートが開けてあるのはジャム対策。エアコキグロック使い諸氏なら分かるはず。
アウターバレルの繋ぎ目を消していないのは、ホップパッキン交換等の為

ラウンドしたマズルフェイスはしこしこ削ったよ

私の手のサイズはXLもしくは3Lなのでグリップはフルサイズが丁度いい

拡張されたマグウェル、効果のほどは?

Gen5マガジンもなるだけ再現。マガジンベースは前に延長。
全長も伸ばしたので装弾数が一つ増えました(24→25発に)

フォロワーもちゃんとオレンジ色

ルミノーバ(蓄光顔料)塗布はインドア派の私には必須加工


ノーマルのエアコキG17との比較。8.5mm短いスライド、セレーション、サムレストそしてアンダーレールが目立つ


ウェポンライトはやっぱりSurefire XC1がしっくり来るね
初速は0.2gで65m/sと殆ど変わらず。集弾性とかは遠距離で撃ってないので不明。
ここまで手をかけたカスタムは初めてで段取りも手際も良くなかったが、何とか完成できて自己満足。
つっこみどころは多々あるけど妥協も必要さ。
金をかけないつもりだったのに塗料代が結構な金額だ…。ブラックパーカー高過ぎ。
さぁゲームに投入するぞー
2018年12月05日
エアコキG45計画の巻、その3.5

取り敢えずここまでのオリジナルのエアコキグロック17からの変更点を羅列してみる。
・スライド、アウターバレル、インナーバレルのG19サイズへの短縮(に伴う各種調整)
・スライド前部のラウンド形状作成(裏にプラリペアを充填して切削)
・スライド前部にセレーション入れ(元々6列入れていたので7列に)
・リコイルスプリングガイドの作成(先端部が太いのが特徴だが暫定)
・エジェクションポート部ちょいリアル再現(ここが開けてあるのはジャム対策なのでついでに)
・サムレスト作成(左右、ABS板で裏打ちして切削)
・アンダーレール作成(裏側にたっぷりプラリペアを盛った上でフライス加工)
・グリップ下部マグウェル拡張(に伴うマガジン刺さりすぎ防止策も)
・右側スライドストップレバー作成(ダミーです)
・スライド刻印を埋め(て入れ直し予定)
・マガジンキャッチGen4以降用の大型を作成(押し下げ部分を型取りして接着)
・以下、Gen5マガジンの再現
・マガジン自体の延長、穴埋め
・マガジンキャッチの取っ掛かりを左側にも増設
・マガジンプレートGen5用を作成(主にABS板で前に延長)
・マガジンフォロワーGen5用のオレンジ色を成型
今回フライス盤は加工に於いてかなり重要な役割を果たしている。
とは言え所詮素人の付け焼刃、生兵法であるので失敗も多い。レールは二度やり直した。
とにかく対象を水平・平行に固定するのが難しい。きっちりとした直方体とかじゃないので。スコヤとかダイヤルゲージとかマグネットスタンドとか水平器とか差し金とか色々使っても、固定する時にプラスチックはたわむのだ。

さて現在は手彫り刻印に挑戦中。これはなかなかしんどい。
2018年12月03日
エアコキG45計画の巻、その3

仮組み。今回は画像多めです。

アウターバレルを切り取る長さを8.5mmに決定。インナーバレルも合わせて切断し、前部を黒染めして接着。
内部パーツを入れて仮組みしてみるとコッキング出来ない(スライドが引っかかる)のであちこち削る。意外と狭い。

Gen5準拠でリコイルスプリングガイドの先端が通る穴を大径にしたので細いスプリングが引っかからなくなるので留め具をアルミ板で作成する。
すると今度はスプリングが縮まりきらずにコッキング不可に。短くしすぎると本来の役割を果たさなくなるし、ギリギリに切ってもコッキングを阻害する。
余っていたエアコキUSP用のリターンスプリングが線径が細くて短縮率が大きいので切って流用。
もうこの辺は作業に夢中で画像は無い。事細かに写真撮ってる人って余裕あるよねぇほんとに。

スライドの接着もやっていく。モナカ構造で左右に分割するのでとにかく平行出しに気を遣う。完全乾燥まで余裕を持って一日半は放置プレイ。

乾燥後は刻印を埋めてペーパー掛け。どんどん薄くなるスライド。
(その後プラリペアがヒケて凹みが生じてしまったので瞬間接着剤で埋め直し。大御所のカスタマー諸氏が瞬接を使う理由がよーく分かった。)


マガジンもぶった切って延長。内部のフォロワーが動くレールをちまちまと継ぎ足す作業が面倒くさい。ガタガタしていると給弾不良の元になる。

マガジンフォロワーは紫外線硬化型レジンで複製。実銃のGen5マガジンではオレンジ色になったので。

こんな色。派手ねぇ。


マガジンベースはABS板を積層したものを貼り付けて隙間にはプラリペアを盛り、乾燥後にフライス盤で大まかな寸法を出した上でルーター等で研削。


マグウェル部分もABS板を貼り付けた上でプラリペアを盛り、ルーターと耐水ペーパー等で研削。地道な作業が続く。


フライス盤でフレームにレールを彫る。一度失敗したのでプラリペア(代用品のタフロンリベース併用)で埋め戻してやり直し何とか形になった。お蔭様で手持ちのウェポンライトはきちんと固定できる。XC1、APLc、APL、TLR-1S、X300U-BはO.K.
エアコキグロックにレールを彫った奴はそういないんじゃないだろうかと思ふ。


リコイルスプリングガイドは何故か手持ちのKSC用?のG17 Gen3用スプリングガイド(プラ製)を前後逆さまにしてABS板をくっつけてでっち上げる。ちょっと直径が小さいのでそのうちもっと見栄えのいい奴を再製作する予定。綺麗に円を切り出すのは難しいのだ。旋盤が欲しくなってくる。

スライド前部のセレーションはフライス盤を使い一列増やした上でその他は追い彫りする。
とにかく平行を出す作業が地味に面倒くさい。プラ相手なので押さえつけすぎるとたわむし。
案の定多少ズレが生じるがもう気にしない。

細かい修正は必要なれど外観はほぼ完成したので内部機構も入れて組んでみる。
コッキング動作は順調なり。エアコキこそ前部のセレーションは有用である。
さて残すは左側刻印と最大の難関、塗装である。